アメリカの包茎事情

自由の女神,アメリカの包茎事情

日本と非常に関係の深い先進国、アメリカ。

アメリカの様々なものや仕組みを真似しながら成長してきた日本としては、

アメリカの包茎事情についても気になるところです。

「人種のるつぼ」と言われるくらい、いろんな人種・宗教が共存していますから、

日本や韓国のように単純な様相ではないようです。

ユダヤ教徒、イスラム教徒は、割礼(包茎手術)が当然のこととなっていますが、

その他の人々は「当然」とはとらえていないようですよ。

それでも、出産のために入院した段階で、医師が

①男性の出産立会い

②臍帯血をの寄付

③包茎手術

を確認します。

驚くべきは、③は生後2日目に行ってしまうことや新生児の包茎手術に保険が適用されることです。

さすがアメリカってとこでしょうか。

生まれる前に包茎手術のやるやらないを、確認しておくのですね。

新生児の包茎手術は、ピンセットで包皮を引っ張り、亀頭との間に隙間を作ります。

そして亀頭にプラスチックのリングをはめます。

ピンセットで引っ張っていた包皮を戻します。

リングが亀頭と包皮の間に収まっている状態を作ります。

最後に、亀頭の終わる辺りを紐で固く結んでしまうのです。

すると紐から先部分の包皮が壊死するので、取れてしまうのを待つ。

取れた後はかさぶたができますが、オムツを換えているうちに、

そのかさぶたもいつの間にか無くなっていることに・・・。

こんなやり方で包茎手術は完了するのです。

そんな状況ですが、包茎手術受けた率は約50%なんだそうですよ。

思ったより低い数字なので、拍子抜けですよね。

古い記録ですが、1960年に包茎の手術を受けていない人を対象に

ニューヨークとロサンゼルスで調査が行われ、亀頭が完全に包皮に覆われている人と

亀頭の一部が包皮に覆われている人の合計が70~80%くらいだったそうです。

これって、日本人とあまり変わらないですよね。

ざっくりとした感覚ですが、何らかの包茎状態にあることは、

世界中で多数派を占めており、完全に剥けていることの方が少数なんですね。

だからこそ、成長した証として完全に剥けた状態へのあこがれ感が、

多数派にはあるのではないでしょうか。

もちろん衛生面の問題もあるでしょうから、包茎手術は永遠のテーマになるのでしょう。