手術当日は、傷口が開いてしまうリスクと麻酔が切れた後の痛みに襲われるという、少々辛い状態です。
入浴・シャワーは無理ですから、医師の指示を守って、自宅で安静にしましょう。
翌日からはシャワーを浴びても良いという指示があるかもしれませんが、
ここは無理をせずに迷ったら医師に相談しましょう。
3日くらいは、洗面所で洗髪するなどして体を部分的に清潔にしましょう。
真性包茎の手術では、傷の痛みだけではなく、亀頭が下着などと擦れて起こる刺激からの痛みも襲ってきます。
長年包皮に守られてきた亀頭が、突然裸で外に追い出されたようなものなので、ちょっとした刺激でも痛みを感じ、
歩くのにも不都合が起こる場合があります。
入浴できるようになれば、少しずつ運動もできるようになりますが、
自転車やバイク、ボール運動は股間への刺激が強いので、控えるべきです。
飲酒は、血圧が上がり血流が良くなるので、控えましょう。
傷口が開いてしまう原因になります。
少なくとも1週間は控えるよう医師の指示が出るでしょう。
香辛料のきいた辛い料理は手術当日は控え、その後は過剰に食するのでなければ、気にしなくて大丈夫。
タバコは問題ないのですが、医師によっては禁煙の指示が出るので、その場合は従いましょう。
包帯が小便時に汚れる場合があります。その時は医師のアドバイスに従って換えましょう。
包帯を外すときに傷口にくっついて痛みがあるようなときは、
包帯の上から消毒液をかけて湿らせると、交換し易くなります。
消毒は指示通りにちゃんとしないと、傷口が化膿するかもしれません。
痛みが薄れてくるとさぼりがちになりますが、医師の指示を守って消毒は続けるべきです。
自慰行為やセックスは、少なくとも1か月は我慢しましょう。
この1か月はあくまで目安ですから、誤解しないように。
傷口が大きい場合など2~3か月を要する場合もあります。
手術前後に医師としっかり話し合い、不安を取り除くことが大切です。
そうすれば、術後の痛みや万が一の出血にも冷静に正しく対応できます。